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2017
03
September.
ドラクエ世代におすすめドラマ「勇者ヨシヒコ」
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Amazon Prime プライムビデオ

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深夜にカップ麺を食べるついでに何気なく点けたテレビでは深夜ならではのバカバカしいドラマが放送中「ラーメン食べたら寝るし、まぁこれでも流しとくか…」とラーメンをすすりながらボヤーっと見る…「なんだよコレ…くっだらねぇ」しかし途中あまりのくだらなさに「ハハ…」と笑ってしまう。そしてラーメンを食べ終わる頃にはドラマも終わり「えーと…毎週○曜日の○時か」と次回も見てしまう、そう、今回はそんなクセになるクセのあるドラマをレビューします。

どんなドラマ?

 

現在Amazon Primeで無料配信中!ドラクエ世代ならニヤっとなるユル~い冒険活劇!

 

出典:アマゾンプライムビデオより引用

 

もともと素朴な村の素朴な青年だったヨシヒコがドラクエ的な理由で勇者となり、魔王を倒すために仲間と共にこの世界にはびこる魔物を倒しながら冒険をする物語…いや、このドラマにとってストーリーはあまり重要じゃないかもしれない。そんなに魔物も倒してないし。魔物はハリボテだし中ボスは雑なアニメだし。

むしろチープでユルユルな演出のためにとりあえずレール代わりに敷かれたストーリーがあるといった感じで、そのレールをヨシヒコ一行を乗せて走るゴキゲンなユルユルワールド列車を堪能する…という秀逸なコメディドラマとなっている。
2011年にシリーズ1作目がはじまり、本家ロトシリーズに合わせたかどうかは知らないがシリーズ3作目で昨年惜しまれつつ終了。

  1. シーズン1「勇者ヨシヒコと魔王の城」(2011年7~9月)
  2. シーズン2「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」(2012年10~12月)
  3. シーズン3「勇者ヨシヒコと導かれし七人」(2016年10~12月)

というシリーズ構成でそれぞれ全12話、あますとこなくユルい。
OPムービーの中に流れる↓この堂々とした開き直りの1コマがこのドラマのすべてを物語っている。

 

出典:アマゾンプライムビデオより引用

 

ちなみに音楽といい映像といい、オープニングがめっちゃカッコいい
残念ながらこういったコンテンツの紹介ブログで、映像のスクリーンショットや動画をむやみに貼るのは著作権上あまり宜しくないというインターネットの慣例に従い、いつものように大きな画像でベタベタと並べるワケにいかないのでぜひ実際に出演者全員を容赦なくカッコ良く見せるオープニングを Amazon Prime ビデオで見ていただきたい。どのシーズンももれなくカッコいいが、個人的にはシーズン2のオープニングが超クールで好き!

 

 

今をときめく人気俳優たちのスットボけた演技が最高!

ひと昔前の阿倍寛さんくらいからか、けっこう派手にコメディタッチな演技をするのもイケメン俳優や美人女優のステイタスとばかりに幅の広い演技が要求される昨今のドラマ界ですが、この「勇者ヨシヒコ」シリーズではそれすら生ぬるいとばかりに出演者全員一丸となってこちらの想像以上の幅をグイグイと広げてます。

それでは、まずは旅の主役をつとめるレギュラーメンバーをご紹介。
以降、ある程度のネタバレを含むので、そういうのが苦手な方は早々の避難をお願いします。

 

●愚直に真面目な「勇者ヨシヒコ」(山田孝之)

出典:アマゾンプライムビデオより引用

 

精神科に通う必要がありそうなほどまったく空気がよめない、そして正義感の強さのあまり敵でも助けてしまうほどくそ真面目で誠実な勇者。
真面目がゆえに普段はまるで催眠術にかかったように打倒魔王に一途。ただ、脆い真面目さゆえに女性をはじめとする「欲望」にいったん出会うと、これまたもれなく催眠術がかかったように魔王討伐を忘れて今度は欲望に一途になってしまう。
ヨシヒコに焼きもちを旅の行く末を心配したムラサキが
「ヨシヒコ!魔王討伐は忘れたのかよ?」と問いただしても

「そんなものはどうでもいーーーっっ!!!!!」

しっかり眼を見開いてドスの効いた声を張りブチ切れる姿はいっそ清々しく、ちょっとキレイな女性が出てくると、いつまた「脱線スイッチ」が入るかとつい心待ちにしてしまう。
あまりにも一途すぎて手がつけられないので、たいていは本人の空回りで終わるけど、時おり仏から「仏ビーム」という正気?に戻るビームをあてられることもある。逆に言うとそうでもしないと目が覚めない。

 

●まったく使えない「魔法使いメレブ」(ムロツヨシ)

出典:アマゾンプライムビデオより引用

 

自他ともに認めている完全な3枚目の魔法使い、なのに2枚目風の振る舞いをするところにこのメレブの個性がよく出ている。
ちょっとカーディガンを羽織りたくなるくらいの冷却系の「チョヒャド」や急に甘いモノが食べたくなる「スイーツ」といった使えないけどネーミングにクスっとくる魔法ばかり覚えて戦闘力はゼロ。
何でこんなヤツがメンバーに…?と思われそうだが、頭の回転は早くある意味知的で空気が読める。なので天然系がそろってる旅のメンバーにとって結果的にとりまとめ役みたいなポジションを担うことも多い。
旅のツッコミ役として…ときにはオチとして…と、物語の彩りとしては重宝してるのに教会で生き返らせる金額が圧倒的に低いところや、思った以上に敵や味方から相手にしてもらえない(ヨシヒコを除く)など何かと報われず、そういう残念さが痛快に映るのもムロツヨシならではの魅力だと思う。
このドラマの世界の住人にもかかわらずドラクエやそれを制作している会社、それに芸能界やテレビ業界のことを何故か知っているなど「ちょいちょいムロツヨシが出てきてもいい」という唯一のキャラというのも注目ポイント。

 

 

●男勝りで気丈な「村娘ムラサキ」(木南晴夏)

出典:アマゾンプライムビデオより引用

 

気が強く口の悪い負けず嫌いな村娘。
こちらもダメージ1くらいしかない短刀が武器で戦闘力はほぼゼロ。
普通は色気が無いという設定でも、紅一点なら少しくらい色気があるものだが、本当に驚くほど色気が無いという珍しいキャラクター。その理由として針を振り切ったブサイクな表情や異様な動きといった難易度の高い無茶を振られ、さらにそれを余裕でクリアする迷いの無い演技が挙げられる。もちろんそこに可愛げと魅力があるのもこれまた確か。
ボクにとっては本作が木南晴夏を語るに相応しい代表作だと思うほどだ。
男勝りで口が悪いムラサキ、女子力の高い女性にすぐメロメロになるヨシヒコ、ちょっとヨシヒコが好きなムラサキ、その結果、毎度旅の先々で出会う可憐な女性たちに女子力で圧倒的にねじ伏せられるムラサキだが、得意料理がレトルトカレーというどうあがいても太刀打ちできないゼロスペックには、これまで旅を供にしてきた仲間ですらフォローできず、最後はただ本人が逆切れしてふてくされて終わるというなんとも可哀そうな顛末を迎える。ここもまた女性キャラが登場したときにワクワクするポイントでもある。
あと、いつもペチャパイをイジってくるメレブといっそ付き合えばいいのにと思うほど相性が悪い。

 

 

●頼もしい無骨な「戦士ダンジョー」(宅麻伸)

出典:アマゾンプライムビデオより引用

 

豪胆な戦士でメンバー唯一の頼れる戦闘力。
体育会系の脳筋という分かりやすい設定なので、ドシっと構えているスタイル。メレブやムラサキとは方向性が違うひねりのないボケが多いもののお笑いパートを大きく担うことは比較的少ない。しかし敵が女性だったりすると、分かる人には分かるコードネーム「コーサク」というキャラで大人の戦い方をすることもあり要所でハジける。あと意外に心はオネエとか、可愛い動物好きなイカついおじさんというキャラも背負っており、こちらも要所で見ることができる。
中年という設定なので、ときおり大人目線で女性を見てはつい口に出してしまい、そのたびにムラサキから「おっさん」「べえすけ」と揶揄されてはカチンときている。
けっこう愛される設定が多く、役者スキルの高さも充分に発揮できていただけに、もう少しコーサクレベルの大胆な他の設定も用意してあげてさらなる出番があっても良かったのかなぁと思う。

…と、こうやって書いてるとやはり本来のリーダーであるヨシヒコのダメっぷりが際立っており、むしろヨシヒコをみんなで魔王のところまで連れて行ってあげるドラマ…というのが正解だろう。

 

 

●旅のナビゲーター「仏(ほとけ)」(佐藤二朗)

出典:アマゾンプライムビデオより引用

 

ヨシヒコたちに毎回お告げとお説教をする仏様。
仏様なのに笑いに貪欲、そして基本的につまらなくいつも要点を言わずにはしゃぎ続ける嫌われ者の課長みたいなキャラを、軽妙にそして粘着性も備えつつ貫きとおすのが最大の魅力。
毎回嬉しそうに神経を逆撫でする悪ふざけからヨシヒコ以外のメンバーからめっちゃ嫌われてるが、嫌われてもその火に油を注ぐようにさらにつまらない小ボケを重ねて応戦する太い神経がまさに仏クラス。
ヨシヒコを除くメンバーからはつねに「おいホトケ」ときには「このクソボトケ」とシャレの通じない仏教関係者からバチが飛んできそうな呼ばれ方をされているが、本人もへとも思ってなさそう。見てるこっちもイラっとするやら笑えてくるやらで憎みたいのに憎めない。
そんなワルふざけにも時おりムラサキもハマってしまうのか、つい吹き出しそうになって笑いを堪える場面もあったりするので、そこも見逃せないポイント。
気弱な豆腐メンタルの中年男としてはアレくらいふてぶてしい神経に憧れが止まない。

 

 

ほかにも見どころがたくさん

 

ほかにも、毎回ヨシヒコを影から見守る妹のヒサ(岡本あずさ)のエスカレートしていくコスプレをはじめ、必ず金品を奪いにやってくる盗賊たち(毎回ちがう豪華ゲスト)からも目が離せない。

特にゲストは見てるこっちが「え?」と驚くような「旬なゲスト」が登場するので盗賊のシーンは楽しみの1つだ。分かってると思うがあえてもう一度言おう「旬がゲスト」で出てくることもある。ネタバレではない、タイプミスだ。

そして毎回、テレビが大好きだった今30~40歳くらいのドラクエ世代ならドラクエだけでない「ニヤ」っとしてしまうシーンが満載だ。
あえて触れないが、2話3話と見ていくたびに面白くなってくるのでここはぜひ Amazon Prime ビデオ で本編を見てニヤっとしてほしい。

正直、ハマらない人にはまったくだというのはよく分かる、それだけクセが強い。しかし、ハマる人なら「あのシーンもう1回見たいな!」と思わせるほどのクセだというのも確かなので、ぜひ一度、この本場とんこつラーメンのようなドラマを見ることをおすすめしたい。
いずれネタバレ覚悟でシーズンごとの見どころもぜひお伝えしたい。

それほど「誰かにおすすめ」したくなるドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズをレビューしてみました。

 

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