
まず:熱中症予防の基本はグッズだけではない
熱中症対策はグッズだけで完結しません。厚生労働省「熱中症を防ぎましょう」の案内では、例えば次のような基本が示されています。
- 暑さを避ける
- 日陰を利用し、こまめに休憩する
- 室内ではエアコン等で温度を調整する
- こまめに水分を補給する
- 屋外では日傘・帽子を活用する
- 通気性・吸湿性・速乾性のある衣服を使う
この記事の5アイテムは、これらの基本対策を行いやすくする補助アイテムとして、2020年にボクが実際に使った記録です。関連の一覧は厚労省・熱中症対策ページも参照してください。
体調に異変を感じた場合はグッズに頼らず、涼しい場所へ移動するなど公的な熱中症情報を確認してください。
ボクは沖縄に住んでいて、しかも徒歩通勤(往復約1時間)。すでにもう暑い季節との戦いの火ぶたが切られ早や2ヶ月ちょい、という頃に書いたのがこの記事です。当時おおよそ2,000~3,000円くらいで買えるものが多かった、という価格感も2020年当時のものです。
1.顔周りを直射日光からガード「サファリハット」
そもそも「サファリハット」とは、すごく広い範囲に使われる呼び名で、一番メジャーなのはインディ・ジョーンズのジョーンズ博士がかぶってるような形のものを指すようです。アウトドア用の日よけハットはだいたいサファリハットに含まれると解釈していいんじゃないかと思います。

コレめちゃくちゃいいです。被るだけで外に出たとき「アレ?これまでと違う?」ってなるくらい、顔周りへの陽射しのキツさが激減しました。厚労省も屋外では帽子の活用を案内しており、ボクの体感とも合います。ただし「この帽子なら熱中症にならない」という意味ではありません。
選び方のポイントは「UV(紫外線)カット」と通気性の高い「メッシュ構造」そして「ネックガード」
UVカットされた広めの「つば」が耳から顎の辺りまで影をつくり、さらにネックガードが首回りをしっかりガード。顔と首まわりへの直射日光を遮りやすく、頭部まわりが楽に感じられました。

陽射しがきつい日の、あの首の後ろにジリジリと照りつける直射日光はキツいのでネックガードは大事でした。軽くて風通しのいいメッシュも、帽子の中の蒸れが減って楽でした。
子どもの頃からよく暑い日には「帽子かぶって」と親に言われましたけど、アレは本当に大切だったんですね。
2.携帯できる扇風機「ハンディファン」
コレ持ってる人をよく見かけるようになりましたね。初めて見たのは数年前、お祭りで近所の子どもがちょっと小さ目のコレを持ってて、てっきりドラ〇もんに出てくるアイテムを模したハッピーセットのオモチャか何かかな?と思ったのをよく覚えてます。

無風状態の「ムワッ」としたときなど、日陰に入ってコレを顔や首回りにあてたり、シャツをめくって中に風を通すだけで、ボクには全然違って感じました。涼しい・楽という本人の快適感です。ハンディファンで体温上昇を確実に防ぐ、熱中症を防止する、といった医療的な効果を保証するものではありません。
選び方のポイントは「デザイン」と「風量」そして「USB充電」
当時はドックで充電しながら卓上でも使える2Wayや、ミスト、首掛けタイプなども増えていました。
家電ショップや東急ハンズ、Loftなどで見比べたときの本音は、多少の違いこそあれ「それほど大きな差はない」と感じたことです。ボクは「デザイン」と「ファンの大きさ(直径10cm以上)」そして「USB充電が可能」という3点で選びました。
それで選んだのがコレ。

品名:LUMENA(ルーメナー)FAN PRO2(品番:LUMENA-FP-NV)。2020年7月当時の実売価格は3800円前後でした。現在の販売状況は調査していません。
ファン直径10.5cm、風量は4段階。「最大風量の4で4.5m先まで風が届く」という当時のキャッチに心を奪われ、無風の室内で試したら4.5mくらい先まで辛うじて届いていました。これは2020年の本人テストであり、現在モデルの性能断言ではありません。
ちなみにPRO2とは別に、ベッドサイドで使うUSB充電式の据え置きタイプ「シルキー・ウィンドⅢ」も持っていました。

シルキー・ウィンドⅢのLOW/HIGHが、ハンディファンPRO2の風量1/2くらいに相当する印象でした。室内では1〜2で充分で、3〜4はモーター音が気になる場面もありました。
USB充電ができれば本体容量が小さくてもモバイルバッテリーでカバーできる、というのも当時の選び方でした。
3.体全体を直射日光からガードする「吸汗速乾シャツやラッシュガード」
夏のサラッとした吸汗速乾素材のシャツは、ボクにはかなり着心地が楽でした。最初は汗を吸う感触のある綿Tシャツを好んでいましたが、「速乾」の快適さを体験して以来、夏はほとんど綿シャツを着なくなりました。

暑い夏の屋外で長袖を着るの?という抵抗はあります。実際ボクもそうでしたが、着てみると最初は体感的に暑いように感じます。一方で、汗が乾きやすく、風が少しでもあると着心地が楽になる場面が多かったです。
厚労省も通気性・吸湿性・速乾性のある衣服を案内しています。ただ「放射冷却によって体温上昇を確実に防ぐ」といった独自の生理説明や、熱中症予防の保証にはしません。ボクの感想は着心地が楽だったです。
選び方のポイントは「デザイン」
メーカー差はそれほど大きく感じなかったので、夏のファッションだと割り切ってお気に入りを探すのがいいんじゃないか、というのが当時の考えでした。
ラッシュガードの「ピチッ」が苦手なら、まず速乾素材のパーカーを羽織ってみる(下にTシャツなし)のもアリでした。ボクがそうでした。

ちなみにカラーは白が体感的に楽でした。
4.晴雨兼用折り畳み傘
日傘をさす習慣がない男性にとっては見た目に少し気後れするかもしれないけど、陽射しのキツい時はボクにはかなり頼もしかったです。

厚労省も屋外での日傘活用を案内しています。サファリハットやラッシュガードを身に着けにくい場面でも、日差しを避けやすく感じました。
選び方のポイントは「雨天兼用」と「UVカット」そして「大きさ」
遮光・UVカットをうたう日傘は当時も多かった印象です。拡げた直径がだいたい90~100cmあれば上等、というのがボクの目安でした。

上の画像のモデルだと拡げてだいたい96cm。荷物になる人は極小タイプでも、顔周りに日陰をつくるだけで全然違う、というのが当時の感想です。
雨天兼用なら年がら年中使えます。ボクも年がら年中サファリハットにラッシュガードというわけにもいかないので、この1本はよく持ち歩いていました。
5.コンパクトで持ち運びしやすい真空断熱の保冷水筒
こまめな水分補給をしやすくする道具、というのがこの記事での位置づけです。水筒そのものが熱中症を防ぐわけではありません。

PETボトルよりステンレスボトルを持ち歩いていた理由は、保温・保冷がしやすく、周囲に水滴がつきにくいことでした。ガブ飲みよりこまめな補給が目的なので、いつまでも冷たいのは助かりました。
選び方のポイントは「口の大きさ」と「容量」そして「飲み口」
氷が入る口が広いもの、PETを移せる500ml以上が使いやすいと感じました。ワンタッチで飲めるタイプも好きでした。

長年愛用していたSTANLEYを買い替えたのもこの頃です。
家族で出かけた時、タイガー魔法瓶のモデルが翌日朝まで氷が残っていて度肝を抜かれた、というのも当時のエピソードです。
中身は水やお茶だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液を入れることもありました。
まとめ
今回の5つは、2020年の暑い徒歩通勤などでボクが「楽だった」と感じた補助アイテムです。すべてを一度に身に着けると大げさに見えるかもしれませんが、真夏の外出ではそのくらいでもちょうどいい、というのが当時の感覚でした。
グッズだけで熱中症を防げるわけではありません。基本は厚労省などの公的案内に沿い、暑い環境を避ける・休憩する・水分を補給する、を優先してください。
室内の空気循環について別途試した記録は、VORNADO サーキュレーターのレビュー もどうぞ。


