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2017
18
March.
家にあると便利な工具を7つ厳選してみた
今日のアイテム

常備すべきおすすめ工具7選

    ツールハウス・キッチン

何かをしようと思ったときに道具を…と家の中を探しても使えるものがない…っていう場面はかなり困りますよね。別にDIYとまでいかなくても、せめてコレくらいは揃えておくとイザという時に役に立つオススメ工具を、DIYの鬼…違う小鬼…いや、別になんでもないド素人の僕が自信をもってご紹介。

一家にワンセット!工具を揃えておこう

特に引っ越しや新生活では工具が大活躍

転居や一人暮らしなど新生活が始まるとき、購入したテレビ台や棚に付属してる工具が使いにくかったりトイレの換気扇のカバーがいきなり落ちてくることはなかったでしょうか?僕はありました。

換気扇のカバーは普通にハメ込むだけで大丈夫ですが、テレビ台や棚は使いやすい工具があると圧倒的に組み立ても早いです。
また新生活がスタートしてからも日常的に生活しやすいように改善したり色んなものが増えたりします。そんな時こそ工具は必須、ぜひ基本的な工具を常備しておきましょう。

工具セットを買ってしまうのも1つの選択肢

最近はセット売りの工具もかなり安く質がいいので、とりあえず買っておくのも一つの選択肢だとは思います。

ただ工具セットは「コレ使ったことないけど何するヤツ?」はあるあるですし「ホームセンターで見たヤツの方が使いやすいのかな…」と、結局買い足したりするケースも少なくありません。

なので、できれば最初は最小限にしぼってなるべく使い勝手と応用の効くツールだけ揃えることをおすすめします。

「工具本来ではない使い方が重要」の法則

今回の記事タイトルの「あると便利な工具」とは「大工道具」というよりも「多用途な使い方ができるツール」という意味あいが強いです。

実際に我が家の工具も「何かを作る」ことより工具本来の目的とは異なる使い方で「買ってて良かったわぁ」と思うことがほとんどです。

そして「代用が効かない=この工具でしかできない」というのも重要。
例えば缶をつぶしたりガラスを割って処分しないといけない場合「叩ける道具」って身近に無いと思います。

今回は色んな場面で使える工具を厳選

なのでそういった「汎用性が高くそれでいて専門性のある道具」が今回、僕のおすすめする工具。
百均などでも揃うような物ばかりだけど使用頻度の高い工具こそ使い勝手を最重視した方が良いと思うのでぜひ今回の記事を参考にしてみて下さい。

①「ネジを回す」プラスドライバー

いきなり法則無視してますね、コレはただプラスネジを回すだけで他の使い道はありません。
早くも塩展開。

だが塩展開になろうともプラスドライバーは必須
みんなもうすうす気づいてるとは思うけど、世の中のほとんどがプラスネジで固定されているという驚きの事実。

なのでコレさえあれば組み立ておよび分解は、ほぼ解決。



グリップがゴムの電工用に使われるタイプが回しやすくてオススメですね。
あと先が磁石になってるのが初心者向きだと思います。ネジを先にはめて片方の手で押さえながら回せるので、ネジがコロコロ落ちてしまいには足りなくなる…なんてことも激減します。

サイズは長さ18cmくらいの写真の#2(左)とか12~3cmくらいの#1(右)あたりが使用頻度高いですが、そんなにデカいネジ穴にも出会わないと思うのでどっちかというと#1の方が特におすすめ。

あともし予算に余裕があれば電動ドライバーもぜひ検討してほしいです。

2~3本のネジを回すだけなら普通のプラスドライバーで充分なんだけど、ごくたまに何十本ものネジや、長~いネジをクルクルクルクルするような「なにこのひたすら手首を酷使する時間は?」といった罰ゲーム感を味わう場面が訪れます。

そんな時こそこの電動ドライバーを使えばまさに一瞬、改めて文明への感謝を文字どおり手の中で「ウィーン」という音とともに感じることができます。

特に最近はこんなスタイリッシュでコンパクトなデザインの電動ドリルが数千円で買えるので、普通のプラスドライバーと併せて買っておいても損はないと思います。

この写真の電動ドリルについては、別記事も作成したのでぜひ詳細をチェックしてみてください

工具初心者におすすめしたい小型で安価な電動工具「BOSCH(ボッシュ) /IXO6」

②「 差し込む・こじ開ける」マイナスドライバー

ここからはちゃんと法則、そして真骨頂

みんなもうすうす気づいてると思うけど、世の中マイナスネジで止められているモノはかなり少ないです、なのになぜこのマイナスドライバーを薦めるのかというと…

「棚の隙間に何か落ちたみたいけど指が入らん…」とか
「この缶のふた開かねえ」などといったシチュエーション。

そんな時こそ、このマイナスドライバーを棚の隙間に突っ込んで「グイッ」と隙間を拡げたり、缶のふたをパカンと開けたりするのです。
たしかに状況はかなりバカバカしいケースに思うかも知れませんが「細いところに差し込んでクイっとしたい」というのは、人生に立ちふさがる困ったシーンランキングで常に上位を争っているんですよ。これほんと。

なので我が家ではこの「タガネドライバー」というタガネを兼ねたドライバーを置いてます。

ちなみにタガネとはこういうの。

さすがに、日常生活でタガネを使う場面はあまり無いと思います。
でも昔、鍵が壊れた金属のロッカーに普通のマイナスドライバーを差し込んで強引にこじ開けようとしたらドライバーが曲がった事があったので、僕は頑丈なこれにしてます。

…と言ってもあれから何年も経ってるけど、モチロンいまだに鍵が壊れたロッカーに出会ったことはないです。

③「つまむ・回す」ペンチ

何かを留めてるボルトやナットが回らない時など、本来ならスパナやソケットレンチがあればいいのだろうけど、スパナやソケットレンチのセットを揃えるのは買った金額の割に使う場面は少ないのでコスパも悪く、永遠に使うことのないサイズまで買うのはかなり無駄かと思います。なのでペンチで充分。
もちろんペンチじゃ回らないケースもあるけど、それこそボルトやナットを回すためだけのスパナやソケットレンチの出番でしょうね。

あ、ちなみにソケットレンチはこういう感じのヤツ。

僕は必要なサイズだけその時に買うけど、これがまた割高で経済的にはオススメできません。
何より日常生活でのボルトやナットを回すケースって頻度はあまり高くないと思うので専用工具は必要なしと判断しました。

そこへいくとこのペンチはボルトやナットも回せるうえに他の使い道があってとても便利。
めくれかけた靴底をひっぺがす時や、熱くなったコンロの五徳をつまむとき、あるいは小さいUSBのBluetooth受信機がつまめなくて抜けないときなど、これまた心底どうでもいい場面で大活躍。まさに多用途の極み!乙女!フリン!アカン!



また普通のペンチではなく、こちらのラジオペンチをおすすめする理由はやはり先が細くなってるので「つまむ」のに特化してること。
コンロ周りで熱くなってしまったものや、細いチェーンの壊れたパーツなど、熱いものや小さいものをつまんでホールドできるのは大きなポイントだと思います。

④「切る」カッター・ノコギリ・ハサミ

ネットでのお買い物が主流になりつつある今、宅配される荷物を開けるカッターはもはや必須。
常備するなら事務用の小さいカッターよりゴツいモデルがいいと思います

画像は刃幅が25mmというデカいモデルなのですが、テープや紙を切るのは当然として段ボールや発泡スチロールといった通常のカッターでは切りにくいモノでも「しっかり握れて力を伝えることができること」それに「刃が折れにくい」というところが大きなポイント。

このカッターだとノコギリとして使うことも可能

あと、この25mm幅のゴツいカッターを薦める理由として、今はノコギリの替刃もあるのがまた大きな追加ポイントとなっています。

ノコギリなんて必要なくない?って思われがちだけど、これが案外買ってきたつっぱり棒が長かったり七夕の笹をとりにいったり…と、ほんとうに年に1回あるかないかですが「ノコギリって買っといた方がいいのかな?」と思わされる場面に遭遇することがあります。

そこでわざわざノコギリ買うよりも、断然これ。
もしキャンプやBBQなどのアウトドアへ行く機会のある人なら、むしろ買うべきともいえますね。

特に皆さんご存知OLFA(オルファ)のカッターは価格もお手頃だし、なにより本体も替刃もホームセンターをはじめ色んなお店で買えるのが安心できるところです。
OLFAファンのボクはちょっと奮発して見た目のカッコいい「OLFA WORKS(オルファワークス)」というシリーズを買いました。色使いやちょちょっとアウトドアっぽいテイストがめちゃカッコ良くて気に入っています。

ノコギリが必要なければ18mmのカッターでもOK

ちなみに「どう考えてもノコギリは必要ない」という方にはデカい25mmではなく、事務用より少し刃幅が大きめの18mmでもいいかと思います。

こちらはノコギリの替刃こそありませんが、画像のような「ウェービーブレード」と呼ばれる波刃が替刃として販売されています。

木などは切れませんが、梱包用の硬いPPバンドや発泡スチロールなどは普通のカッターより切りやすいので応用が効く代物と言えるでしょう。

さらに18mmのこのタイプは、持ち手の後ろにある金属パーツが想像以上に優れモノで「差し込む・こじ開ける」と言ったマイナスドライバー的な役割、さらに段ボールに貼られた紙のガムテープなんかはこれでビビッといけるなど多用途に使えます。

もし本当に何も工具類が無い場合は、この18mmのタイプにウェービーブレードを装着し、あとはプラスドライバーを揃えればひとまず新生活なんかはスタートできるんじゃないか?って思うくらいです。

そしてさらに、
意外かと思われるかもしれませんが、何かを切るなら次にご紹介する「万能ハサミ」も超おすすめ。

コレもぜひ要チェック「万能ハサミ」

期限が切れで使わなくなったプラスチック製のクレジットカードやポイントカードをバリバリ切れるので、プライバシープライバシー言われるこのご時世では間違いなく重用できると思います。

もちろんカードだけでなく硬い梱包材や電気のコード、細目の針金なんかも切れるのでまさに万能なうえ、お値段もせいぜい数百円なのでコスパも強し。

「買っといてよかったわ」と思う場面は確実に来るかと。

こちらについても別記事を作成してますので、詳細を確認されたい方はぜひご一読ください。

期限切れのカードや薄い金属もバリバリ切れて多用途!な万能ハサミ

⑤「測る」スケール・メジャー

家具や調度を入れ替えるたびに「あって良かった」と思うアイテム。

僕はこのコメロンのスケールを愛用しています。
目盛り部分を繰り出したらその場でピタっと止まり、ボタンを押すとシュルシュルっと戻る「セルフロック」が使いやすいですね。

スケールの長さはたいてい2m/3.5m/5.5m/7.5m~とあり、大は小を兼ねると言いたいところだけど、部屋の間口などの高さがだいたい2mということを考えると一般的にはそれ以上のモノは別に要らないんじゃないかと思います。
それよりも気軽に家具売り場へ持っていけることの方が重要、なので2mかせいぜい3.5mで充分じゃないでしょうか。

あと、このテープメジャーもおすすめ。

実際ボクはこっちの方をよく使ってますね。
テープメジャーを尺取り虫のように這わせることで、長い場所も1人でできるし筒状のモノの外周を測るのも簡単。さらに家具購入に特化するとお店の家具を傷つける心配もないので、目的によってはこっちもおすすめ。

ちなみに僕は最初のゼロ目盛りに余裕があるタイプを愛用。
これだと端を軽く握ったまま机の端などにゼロ目盛りを当てやすく、使い勝手の良さがお気に入り。

⑥「 ネジを回す(その2)」六角レンチ

わりと出会う頻度は少なそうな印象ですがけっこう容赦なく幅を利かせており「なんだよ六角穴かよ…」とガッカリすることは多いです。

うちのZライトはまさにコレだし、以前使っていたパソコンラックやダイニングテーブルも六角穴だったのでハサミなどと一緒にペン立てに立てていたほど。

この先っちょの丸いタイプがおすすめ。

丸いほうが六角形にハマりやすくなおかつ回し易いのでおすすめ。

⑦「 叩く・壊す」金槌・ハンマー

おそらくコレで釘を打つことなどほぼないです、現に僕もここ10年以上、釘を叩いたことなどない。

ただ「歪んだカギなどの金属を曲げ直し」たり「棚などのズレをコンコンと叩いて調整」したり、あと特に多いのが「単純に壊す」といった時に必要な「ただ叩く道具」の代わりになるものって案外ほとんどなかったりします。

なのでこういう少し小さいコンパクトなタイプ

を置いておけば、いざという時に助かると思います。

次点:あらゆる作業のサポートに「潤滑油」

工具じゃないけどぜひコレもおすすめさせてください。
スプレーグリスなんかでもいいのですが、代表的なのは「KURE556(くれごーごーろく)」で、グリスなどよりサラっとしているのが特徴。

とにかくこれが万能で、
硬くなって回らなくなったネジやボルト、鍵穴に鍵を刺すとガリガリ言い出したとき、そしてサッシの溝や自転車など金属の可動部にシュッとひと吹きするだけで驚くほどスルスル動くようになるし、錆び止めの効果もある優れもの。

一般家庭では大きいの要りません、小さいのでOK。
むしろ注意すべきは噴射口に差し込む付属の赤い小さいストローが驚くほどすぐに、そして確実に紛失するので、そっちを注意しましょう。

ていうかダイソーさん、このストローだけ販売してください。おねがい。

次点:「収納する」パーツトレー

工具か?工具じゃないな。でも、コレもオススメ工具の仲間に入れたい。

今回ご紹介した量なら、どこかに持ち運ばない限りコレがベストかなと思います。
こういう感じのボックスに突っ込んでおいた方が取り出しやすいし、そこそこ目立つ場所にも置けるんじゃないでしょうか。

ちなみに僕のはコレ工具箱じゃありません、
「パーツトレー」という、細かい部品なんかを入れておくボックスのようなもので、この容器を何個もスタック(積み重ねる)できるのが特徴です。
サイズは横幅:約150mm × 高さ:約120mm × 奥行き:約240mm くらい。

何よりたいそうな工具箱を買うより安い(たいてい1,000円未満)のもいいですね。

工具が増えたら拡張する必要はあります

ちなみに最近は使用頻度の高い工具が増えてきたのと、工具だけでなくボンドなどの接着剤や先ほどご紹介した潤滑油なんかも入れておきたいので大き目のケースに買い換えました。

使用頻度の高いアイテムが増えてくると、やはりこうなるのはしょうがないと思います。
またこのケースのいいところは「手さげ」があるので、何かあればすぐこのケースごと持って移動できる…という機動性の高さが購入の大きなポイントでした。

アマゾンで3000円前後ということもあり、機能性を考えたらアリだったなとは思います。

さらに買い集めていくと、結果としてこういった大きなツールボックスなんかが必要になる…という展開もあります。

が、そうなったとしてもこういった工具箱には使用頻度の低い工具を詰め込んでおいて、頻度の高い工具は「フタの無い入れ物」に入れて取り出しやすい場所に置いておくのは鉄則だと思います。

あとは生活に応じて増やしていこう

あと木工用ボンドなど接着剤とかバールそれに切り出しナイフ…マグライトなんかの頑丈な懐中電灯や雑巾なんかも入れておくと便利だと思いますが、そこは皆さんの生活や環境など必要に応じて足していくのがいいと思います。

もちろん本格的なノコギリやレンチといった、それぞれの目的が明確になるほど特化した専門工具の方が使いやすいというのも間違いありません。
ですが、かといってその都度工具を買ってたらいくらお金があっても…という話なので、職人さんでもない限り今回ご紹介したような汎用性の高い工具を幾つか常備しておくのがベストかなと思い今回ご紹介しました。

まだまだ汎用性が高くオススメしたい工具類はあるんだけど、今回ご紹介したくらいで最初は充分すぎるくらいと思います。
今回の厳選にもれたアイテムもいつかまとめてご紹介できればいいなと思います。

ちょっとイレギュラーだけど1人暮らしの場合などはこういう選択肢もアリ?

今回の「家にあると便利な工具」…という趣旨とは少しズレるような気がしますが、こういう工具に特化したマルチツールをペンスタンドなどに置いておく…というのも1つの選択肢なのかもしれません。

コチラは「レザーマン」というブランドのペンチをベースに、ドライバーやのこぎりなんかがついたタイプの「マルチツール」というやつです。

ペンスタンドに立つ工具箱「レザーマンサイドキック」

個人的にはツールの数こそ減るものの「ビクトリノックス」のこのタイプをおすすめしたいですね。

マイナスとプラス両方ともにドライバーが使い易く、実際に使用してて「サッと繰り出せる」「回しやすい」「握りやすい」といったシンプルなユーザビリティの高さは構造的にビクトリノックスの方が高く感じています。

そんなビクトリノックスでもおすすめのモデルは以下。

オールマイティなビクトリノックス「PLIトラベラーPD」

ただ、こういったマルチツールには以下のような問題点もあります。

  1. 1つ1つの工具はあくまで「携帯性重視」
  2. 本体がコンパクトかつ精巧な造りでアイテムとしては非常に「高価」
  3. 修理できない致命的な故障や紛失などが起こるとすべてを買いなおすことにもなる

といった「省スペース」「携帯性」を得る半面「コスパ」「多機能性」「自由度」を失います。そして実際に工具としての使用感でも特にドライバーなどは通常のものに比べるとかなり回しづらいタイプに思います。
とは言え、独り暮らしでそんなに工具を買い揃える必要の無い方にはこういうのもいいのかな?とも思います、このツールの記事も書いてますので興味のある方は、一度ご覧になって検討して頂けることもおすすめします。

まとめ:ひとまず必要な工具はある程度揃えておきましょう

さて本題に戻り今回チョイスした工具は本当にこれだけあったら 「どうにかなるな」という工具ばかりです。
実際、ここ20年これだけでどうにかなってるので、ボク調べで97%以上の方々のあらゆる状況をカバーできると自負しているので、ぜひ参考にしてみてください。

それではまた。

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