用途別の選び方は ビクトリノックスの選び方 へ。この記事はPLIトラベラーPDの実使用記録です。
旧記事ではPLIトラベラーPDの商品番号を1.4723として記録しています。2026年8月15日現在、Victorinox Japanでは同じ1.4723が Deluxe Tinker として掲載されています。ただし名称変更の経緯まではこの記事では断定しません。ボクが現在Deluxe Tinkerを使ったという意味でもありません。
VICTORINOX(ビクトリノックス) トラベラー とは?

最もベーシックな人気のあるモデル
多くのモデルをリリースしているビクトリノックスのラインアップでも、このトラベラーがおそらく最も「直球ど真ん中な渾身のストレートモデル」つまりバッターなら迷わず振れあるいは迷ったならこれを振れと言えるモデルなんじゃないか?と思う。
ボク野球やったことないけど、ど真ん中ってそうなんですよね?
ベーシックモデルと言われる理由
野球はともかくトラベラーがど真ん中な理由として、ベーシックなモデルにシンプルに加えられた+αな機能というのもあるが、コルク抜きがプラスドライバーになったモデルの「トラベラーPD」や
プラスドライバーとプライヤーが付いた「PLIトラベラーPD」
さらにLEDや高度計・タイマーまで付いた「トラベラーライト」
といった豊富な派生モデルのリリースが展開されているという部分でも、いかにこのトラベラーがビクトリノックスの中でも基軸となるモデルかということが伺える。
そして今回は、このトラベラーシリーズの中でもボクが最もおすすめしたいプライヤーが付いた「PLI トラベラー PD」をご紹介したいと思います。
PLI トラベラー PDについて
ちょうど手の平に納まるミディアムサイズのボディ

機能が多いので少々ずっしりとしてるけど、持った感触はコンビニなどに売ってるブロック状ののど飴くらいのサイズ感。
…自分の例えの悪さにうんざりして写真撮りました。こんな感じです

以前に紹介した「アドベンチャーNL」などと比較するとやはり厚みは目立つけど、こうして手に持った感触として決してかさばる印象も受けないのは、やはり手ごろな長さというアドバンテージがあるのかなと思う。
ちなみにラージサイズ「アドベンチャーNL」についての記事はこちら
刃物を含むマルチツールの携帯について
携帯可否の注意は選び方記事でまとめています。ビクトリノックスの選び方 を参照してください。
コンパクトながらも豊富なツール

さすがに分厚いだけあって、全部出すと見栄えするが出したあとのボディの空洞感もハンパない。 主な機能は
- 大刃ブレード(刃長60mm)
- 小刃ブレード(刃長37mm)
- 缶切り
- 3mm幅のマイナスドライバー
- 6mm幅のマイナスドライバー
- 栓抜き
- ワイヤーストリッパー
- リーマー(穴あけ)
- プラスドライバー
- はさみ
- プライヤー
- ワイヤーカッター
- ワイヤークリンパー(かしめ)
- 多目的マルチフック
- つまようじ
- ピンセット
と以上の16ツール。 めちゃくちゃ多いように見えるけど、例によって中には「それを機能に含めますか」と言いたくなるようなツールもある。 しかしそれは恋人からの「私の好きなところを言ってみ」という甘酸っぱい罰ゲームで13個くらい挙げさせられた終盤に訪れるどうにか絞り出した「…えーと…ひ、ひざの裏?…とか」みたいな、実用性はないがある意味愛に溢れたおまけパーツだと解釈するのが真のビクトリノックスファンだと思います。
さも自分が経験したみたいに書きましたけど、甘酸っぱい罰ゲームはまったく受けたことないです。 でも罰なら家庭や職場でいっぱい受けてるので問題なしです。
話は逸れましたが、それでは主な機能をご紹介。
主な機能
ラージブレード(刃長60mm)

ラージサイズのブレードに比べると小さくロック機能も付いてないけど、小ぶりのリンゴなど小さな食材であればカットできるブレード。
スモールブレード(刃長37mm)

荷物の開梱やレターオープナー、鉛筆削りなどとしてはこちらで充分。むしろ小さく取り回しやすく、ボクには使いやすい。 なので、こちらを事務または作業用として使い、ラージブレードを食材などと使い分けることができるのが大きなメリット。
缶切り&栓抜き

ビクトリノックスほぼ全モデルの共通パーツ。 むしろマルチツールには必須の機能ですね。
マイナスドライバー

なんどもこのブログで書いているこの世で最も道具を必要とする場面「細いところに差し込んでクイッ」を思う存分にできる便利ツール。 もう10円玉を無理矢理差し込むのともオサラバ。
プラスドライバー

これも工具としては超助かるツール。プラスドライバーとしても優秀で、けっこう小さいネジにも対応できるのが頼もしい。
プライヤー(ワイヤーカッター・ワイヤークリンパー)

プライヤーとしても充分に使えるのだけど、ワイヤーカッターとしてもなかなかに秀逸。0.5mmくらいの針金ならパチパチ切れるのが素晴らしい。
リーマー

先端の形状とT字の持ち方で力をかけやすく、穴あけ用途では扱いやすいと感じたツールでした。
マルチフック

プルタブを引っ張るときも使えるけど、熱くなった飯ごうなどを持つときなどにも利用可能。
はさみ

スモールサイズのハサミよりも少し大きく、焼き鳥を差してる竹串サイズの小枝(また例えがひどい…)くらいなら切れる、切れ味バツグンのハサミ。重宝する。
爪楊枝&ピンセット

これもビクトリノックスならではの定番ツール。 個人的にはアウトドアでの爪楊枝は非常にありがたい。
特におすすめしたいツールはプライヤー
利用シーンはデスクトップからアウトドアまで

ボクがプライヤーを薦める理由は、過去のブログ記事「家にあると便利な工具を7つ厳選してみた」で書いたように、指先で詰まんで引っ張るときなどにはプライヤーが凄く役に立つという部分。
実際にこれまでボクが便利だなと思ったシーンはこちら
- BBQで熱くなった網の移動や交換
- 海で不思議な生物またはウニみたいなのをつまむとき
- キャンプで抜けなくなったペグを引っこ抜くとき
- 職場で硬くて抜けないUSB受信機を抜くとき
- 曲がった釣り針を戻すとき
- テントシートから出てる太い糸を詰まんで引っ張りたかったとき
- 運動会のテントで飛び出した金物をむしり取るとき
などなど、けっこう枚挙に暇が無い。
実際、アウトドアやキャンプではこれにカラビナやフックをつけて腰にぶら下げておくとスッと出せてもはや「あ…オレこれ1本で生きていけそう」という、ちょっと行き過ぎた自信を持ってしまうほど。

いかがだったでしょうか?
ブレードやのこぎりなど「大きさが影響する」ツールに関してはラージサイズと比較すると少し物足りないけど、それを除けばどれもラージと同じ大きさのツールばかりなので、本体の大きさがコンパクトなこのミドルサイズはまさにマルチに対応できるツールなんじゃないでしょうか。
何よりも利用シーンに応じてだとは思うけど、このPLIトラベラーPDは「迷ったときのコレ」に値する逸品だと思います。



